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近藤誠

こんどうまこと

1948年、東京都に生まれる。慶応義塾大学医学部放射線科講師。慶応大学医学部を卒業後、アメリカに留学。帰国後は、がん一般の治療を専門とし、乳がん治療では早くから乳房温存療法を実践。一方で、日本の医療界の変革と、患者本位の医療を実現するため、医療現場からの情報公開に力を注ぎ続けている。著書には『患者よ、がんと闘うな』『成人病の真実』『がん治療総決算』(以上、文春文庫)、『あなたの癌は、がんもどき』(梧桐書院)、『抗がん剤は効かない』(文藝春秋)、『がん放置療法のすすめ』(文春新書)、『医者に殺されない47の心得』(アスコム)、『「余命3ヵ月」のウソ』(ベストセラーズ)、『どうせ死ぬなら「がん」がいい』(宝島社新書)、『放射線被ばく CT検査でがんになる』『免疫療法に近づくな』(以上、亜紀書房)などがある。2012年、がん治療における先駆的な意見を一般人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績により、菊池寛賞を受賞した。