こんにちは。dZEROスタッフXです。
10月28日(土)~29日(日)、名古屋は栄の書店・丸善名古屋本店さんで「本の路地裏横丁(ほん×ろじ) 本の産直市@名古屋2017」というイベントが開催されました。これは、地元名古屋の版元を含めさまざまな出版社が参加し、店の前の路地でブースを展開してワイワイ売るというものです。
こちらにdZEROも参加させていただきました。
残念ながらこの土日はあいにく雨というか台風来襲で、路地ではなく、店内でブースを広げて販売。それでもたくさんの方々に本を手に取っていただけました。
そして29日(日)には、この丸善名古屋本店さんの店内で、『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』編者今一生さんによるトークイベントが行われました。
日曜の午後、店内1階のエスカレーター前で行われたこのトークイベント。この時間はちょうど名古屋に台風が直撃し、外は大雨。にもかかわらず何人ものお客さまが来店され、トークも聞いていただくことができました。
同店の坂本店長の開口一番でトークが始まりました。まず本書に収載されている手紙を3通、今さんが朗読。
親から子どもへの虐待は、報道もされず、世間にほとんど知されていません(今さんは「親からの虐待があまりに多いので『児童虐待』ではなく『子ども虐待』と呼称すべき」といいます)。店内にひびいた朗読の声に、思わず足をとめて聞き入り、そのままイベントに参加してくださるお客さまもいらっしゃいました。
今一生さん(動画右、左は司会の弊社松戸)による手紙朗読(1分49秒)
(画質は悪いです)
「子どもには参政権がないから、高齢者虐待などに比べ行政の支援もあまり期待できない」と言う今さん。
そんな中で、子どもが虐待を乗り越えていくには、「自立すること」、つまり「自分でお金を稼いで生きること」だと語ります。
「自立」について語る今さん(1分42秒)
また、今さんのご友人で、ジャーナリスト・NPO法人ユニークフェイス代表の石井政之さんがゲスト登壇。
ユニークフェイスとは、「顔にケガ、病気、先天異常などユニークな何かをもって生きる」人々のこと(ユニークフェイス研究所WEBサイトより)。石井さんは当事者として、ユニークフェイスの人の支援活動をされておられ、著作(『顔がたり―ユニークフェイスな人びとに流れる時間』まどか出版)もあります。
石井さん(写真左)と今さんとのお二人で、NPOでの支援活動についてや虐待被害者支援との共通点などを語っていただきました。
石井さんは、
「陰ながら応援しています」とよく言われるそうです。「皆さん同情はしてくれるけれど、その先の具体的な『支援』にはなかなか行きつかない」という石井さんの言葉が印象的でした。
この後も、トークショーでは参加されたお客さまからもさまざまな意見や感想をいただくこともでき、とてもいい形のイベントになったと思います。
参加してくださった読者の方やお客さま、丸善名古屋本店の坂本店長(ツイッターで実況中継をしてくださいました!)をはじめ、書店員の皆様、また関係者の皆様、ありがとうございました!
デカいです。サイズが単行本と同じくらい。何とか食べきりました。