【イベント報告】8/6(火)、細谷功『有と無』刊行記念トーク&ワークショップ@青山ブックセンター本店「メタ思考で何が見えるのか」

8/6(火)細谷功『有と無』刊行記念トーク&ワークショップ@青山ブックセンター本店「メタ思考で何が見えるのか」 無事終了いたしました!

「私の書籍はビジネス書棚に置かれることが多いですが、内容はビジネスと哲学の間を行き来するものが多いです」

という細谷さんの言葉から始まった本イベント。

新刊『有と無』とはいったいなんなのでしょうか。

まずは軽いワークショップから。「家にあるものとないもの1分間でリストアップしてください」

「あるもの」は自分の部屋を思い返したりすれば割とすぐに思いつきますが、「ないもの」はあまり思いつきません、というよりは一体どこまで「ないもの」の定義を広げてよいのやら戸惑います。物質なのか、気体は?形而上的なものは?「ああでもとにかく何か書かなくては」 「動物はいないぞ、クマ、ライオン、キリン、シカ、ゾウ etc…」 そうこうしている間にあっという間に1分経過です。

見事に「ないもの」に翻弄された結果、「動物」というひとつの枠を見つけた単純な私は、ただひたすらに「動物」を書き続けるだけの人間となっていました。

と、イベント開始からここまでにかかった時間はイベント総時間(約1時間30分)の内の10分弱程度です。

出ばなでいきなり頭の中を駆けめぐらされました。この後も「あるもの」と「ないもの」を抽象的に語ったと思いきや、具体的にビジネスにおける製品開発について話をされたりと、「具体と抽象」の往来が目まぐるしく行われました。

細谷さんが本イベントでとりあげた「あるもの」と「ないもの」の一部を。

←ある  ない→
●答えがある vs 答えがない
●問題がある(顕在ニーズ) vs 問題がない(潜在ニーズ)
●カイゼン(ある変数) vs イノベーション(ない変数)
●ツッコミ vs ボケ

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最後に、イベントにお越しいただいたお客様、青山ブックセンター本店の皆様、イベントを企画してくださった神園さん、そして著者の細谷功さん、誠にありがとうございました。