急激に白髪頭になった 「年齢が同じでも、若く見える人は老けて見える人より長く生きる」という、ある研究所の記事を読んだ。信憑性(しんぴょうせい)の有無は置いておいて、なるほどなと思った。実年齢が若いほど残り寿命が長いと思 […]
著者: 立川志らく
第7回 自転車
庶民感覚の押し売り 最近、自転車が流行(はや)っているうえに、マナー違反が著しく、ちょっとした社会問題になっている。落語的了見からすると「乗るな」である。自転車にまたがっている姿は滑稽(こっけい)だということに、みな気 […]
第6回 煙草
煙草はやめたし下戸だけど 煙草(たばこ)が嫌われものになって久しい。しかし、そもそも煙草は聖なる薬草と呼ばれ、万能薬として世界中の人々に愛された時期もあったくらいだ。ペストが蔓延(まんえん)したときなどは、子どもまで煙 […]
第5回 いじめと死
本当に殺してるんじゃないか? いじめによって自殺する子どもがあとをたたない。落語的了見からしたら、人間の数が多いから死にたい人は勝手にどうぞ、なのだが、そうも言っていられない。 なぜ子どもが死を選ぶのか。それは身近に […]
第4回 戦争
やりたくてうずうずしている ものごとの真理を探す場合、とりあえず逆側から見てみればよい。 アメリカはレディファーストの国だが、放っておくと皆が女性を差別してしまうから、あえてレディファーストを唱えたのだ。いじめはいけ […]
第3回 味覚
いい加減なもの 今回は食事の話。 人間は、脳で食事をしているという。胃袋が満杯になったから腹がいっぱいになるのではなく、脳がもう満腹だとサインを出すから食べられなくなるとのことである。甘いものは別腹というが、脳が甘い […]
第2回 努力
ほとんど報われない AKB48の総選挙で上位に入った子が、「努力は必ず報われる」とスピーチして感動を呼んだ、という話を聞いた。果たして本当に努力すれば報いがあるのだろうか。 結論から言えば、ほとんどないのではないか。 […]
第1回 才能
それは奇跡 趣味を仕事にできればこんな楽なことはない。それで食えるようになれば生涯遊んで暮らせることになる。しかし、趣味を仕事にするといっても、大成しないことには話にならない。 落語家や役者、映画監督、音楽家の世界に […]