検察の思考と裁判官の意識構造の関係 前稿で,裁判所が,外国人とりわけ非欧米人に対する差別と親和的な深層心理を持っていることを私が疑う理由について述べたが,別の理由は次の通りである。 それは,世論を重視する検察と,その検察 […]
著者: 尾関博之
第15回 検察の思考過程日本人による外国人差別(7)
検察の思考と裁判官の意識構造の関係 前稿で,裁判所が,外国人とりわけ非欧米人に対する差別と親和的な深層心理を持っていることを私が疑う理由について述べたが,別の理由は次の通りである。 それは,世論を重視する検察と,その検察 […]
第14回 「裁判所の判断」と「世間の潮流」
日本人による外国人差別(6)
欧米重視の深層心理 前稿では、「東電女性従業員殺害事件」の被告人であったネパール人ゴビンダ・プラサド・マイナリ氏が、第一審で無罪判決を得て解放されたにもかかわらず、東京高等裁判所の決定によって再度勾留(こうりゅう、身柄の […]
第14回 「裁判所の判断」と「世間の潮流」日本人による外国人差別(6)
欧米重視の深層心理 前稿では、「東電女性従業員殺害事件」の被告人であったネパール人ゴビンダ・プラサド・マイナリ氏が、第一審で無罪判決を得て解放されたにもかかわらず、東京高等裁判所の決定によって再度勾留(こうりゅう、身柄の […]
第13回 東電OL殺人事件、被告の再勾留をめぐって
日本人による外国人差別(5)
無罪のまま勾留 1997年(平成9年)3月、東京・渋谷区のアパートで、東京電力の女性従業員が何者かに殺害された事件についてはご存知、ご記憶の方も多いと思う。「東電OL殺人事件」とか「東電女性従業員殺害事件」といった […]
第13回 東電OL殺人事件、被告の再勾留をめぐって日本人による外国人差別(5)
無罪のまま勾留 1997年(平成9年)3月、東京・渋谷区のアパートで、東京電力の女性従業員が何者かに殺害された事件についてはご存知、ご記憶の方も多いと思う。「東電OL殺人事件」とか「東電女性従業員殺害事件」といった […]
第12回 アジアやアフリカから学ぼうとしないのはなぜか
日本人による外国人差別(4)
「正当な英語」をしゃべる外国人だったなら さる8月14日に興味深いニュースに接した。茨城県警牛久(うしく)警察署の警察官による職務質問で、片言の日本語しかしゃべれないフィリピン出身の男性がパスポートを所持していなかったの […]
第12回 アジアやアフリカから学ぼうとしないのはなぜか日本人による外国人差別(4)
「正当な英語」をしゃべる外国人だったなら さる8月14日に興味深いニュースに接した。茨城県警牛久(うしく)警察署の警察官による職務質問で、片言の日本語しかしゃべれないフィリピン出身の男性がパスポートを所持していなかったの […]
第11回 とりわけアジア人とアフリカ人を差別する理由
日本人による外国人差別(3)
前稿の最終部分で、日本人の配偶者であった外国人に対する相続問題についての差別が、外国人一般に対してのものではなく、中でもアジアやアフリカの出身者に向けられたものではないか、との見解を示した。つまり、日本において、アジアや […]
第11回 とりわけアジア人とアフリカ人を差別する理由日本人による外国人差別(3)
前稿の最終部分で、日本人の配偶者であった外国人に対する相続問題についての差別が、外国人一般に対してのものではなく、中でもアジアやアフリカの出身者に向けられたものではないか、との見解を示した。つまり、日本において、アジアや […]